香港の民衆デモ
全香港住民の7割強にあたる100万人以上の人が香港政府の「逃亡犯条例」改正案に反対して
警官隊の催涙弾で後退しながらも今日6月13日で既に5日間も反対デモは継続している。
たしかに、中国本土政府は1997年の返還時に約束して現在も保持している「一国二制度」
を実質骨抜きにしようとするかのような逃亡犯を中国本土に引渡し可能にする香港政府の条例改正案には
個人、企業含め体を張って反対せざるをえないぎりぎりの理由が有るように思われる。
一方、ロシアにおいては6月6日にロシア政府の汚職を追求する調査報道で知られる貴社が逮捕され、
それは、政府側のでっち上げであり「冤罪」だとする大手3新聞が10日に新聞の1面に同じ抗議声明
を表明した。
ネットニュースによれば、こちらは、民衆の抗議集会開催等の反対の声の盛り上がりに対する懸念から
今日13日になってロシア政府は突如冤罪疑惑のこの記者を開放したそうである。
更に香港の逃亡犯条例改正案が成立するようなことになれば、他国の出来事とは言えど
これは民主主義の崩壊を意味することとなり、同じ東南アジアに住む法治国家の市民として、
断固反対の声をあげたい。
個人的には現況、楽で暇な状態にあるわけではなく、こういう事に関わりたくない方だし、今迄も関わったことはなかったが、
香港政府の香港市民に対する対処の仕方及び強引に改正案を成立させるべく背面で支援している中国本土政府に対しては、
国の枠を超えて反対の声を上げざるをえないし、又あげていくべきだと思う。